■X線装置に関する放射線防護  
1.基本事項  
■放射線被ばく防止の3原則
 


放射線防護の基本原則は国際放射線防護委員会に基づき,放射線作業者本人および他の作業者,また,施設内およびその周辺に居住する一般公衆の放射線被ばくをできる限り低いレベルに保つことにあります。
このため,X線などの外部被ばくに関して放射線3原則を順守することが重要です。この3原則とは,

1)線源と人体の間に遮蔽を置く。
2)線源と人体の間に距離をとる。
3)被ばくする時間を短くする。
外部被ばくを防ぐためにはこの3原則に加えて,麻酔や鎮静剤による化学的保定を実施し,防護の最適化を行うとともに,個人被ばく線量を測定・確認しなくてはなりません。