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1 X線の発生原理とX線の性質
(5)X 線の吸収差
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吸収の大きい部位ほど透過が少ない
厚い部位ほど透過が少ない(フォルム濃度が薄い) |
図10 X戦の吸収とフィルム濃度 |
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X 線は、吸収の大きい部位ほど透過が少なくなります。
例えば、骨と脂肪では骨の方が吸収が大きい(X 線の透過量が少ない)ので、フィルムには白っぽく出ます。一方、脂肪はX 線吸収が少ない(X 線の透過量が多い)ので、フィルムには濃く出ます。
また、厚い部位ほど透過は少ないので、同じ部位なら厚いほうが吸収が大きく、フィルムは白っぽく出ます。しかし、管電圧が高くなればなるほど透過能力が高くなり、吸収の差が出にくくなる、つまりフィルム濃度に差が出にくくなる特徴もあります(図11)。
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管電圧が高い(エネルギーが大きい)ほど透過能力が高く 吸収の差が出にくい。(フィルム濃度の差が少ない) |
図11 管電圧とフィルム濃度 |
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