放射線防護技術編
参考資料
2. X線の原理とX線装置の仕組

2 X線装置の基本構成

(3)X線制御部(高電圧発生装置)

 X 線管に高圧電気を供給し、目的のX 線の線質・線量のX 線を取り出すための制御機で、総称してX 線高圧発生装置とも言われています。

 図17は、高電圧発生装置の種類と基本構成で、X 線管に高電圧を加える高電圧発生装置には、単相変圧器方式・三相変圧器方式・インバータ方式・コンデンサ方式などがありますが、現在主流となっているのはインバータ方式です。
  
図17 高電圧発生装置の種類と基本構成
図17 高電圧発生装置の種類と基本構成

 図18は、電源と高電圧発生装置の種類によるX 線管への印加電圧出力波形です。インバータ方式には変圧形とエネルギー蓄積形がありますが、得られる印加電圧は同じです。

 図19は、変圧器方式とインバータ方式の違いをブロック図にまとめたものです。

図18 電源と高電圧発生装置の種類によるX線管への印加電圧出力波形
図18 電源と高電圧発生装置の種類によるX線管への印加電圧出力波形

図19 変圧器方式とインバータ方式のブロック図
図19 変圧器方式とインバータ方式のブロック図

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